若葉町WHARF ゲストハウス併設の劇場
若葉町ウォーフは、劇作家・演出家の佐藤信が開設した民間アートセンターです。多くの公共劇場を手掛けてきた佐藤信が私費を投じて民間の公共劇場を作りたいという思いからスタートしました。 港町横浜の下町にある築50年の小さなビルを改装した建物は、客席定員44名の小劇場(1階/ギャラリーとしても使用可)、ダンススタジオ(2階)、ドミトリー形式の宿泊場(3階)を備えています。ホワイトボックスとしてスタートした一階のスペースは、COVID-19影響による活動休止中に、近隣の若手アーティストたちが描いた壁画に彩られ、<COVID-19記念劇場>と名付けられた賑やかな空間にかわりました。 大きな時代の変化の予兆を肌で感じながら、近隣アジア諸都市のアーティストたちと共におこなう滞在型事業を中心に、顔の見える国内外のネットワーク拠点として、小さく、着実な歩みを一歩、一歩積み重ねていきたいと思います。
1.SHARE / 分かちあう "共有"から"非所有"へ
2.NETWORKING / 手をつなぐ 最大150人規模のコミュニティのゆるやかなつながり
3.TRANSBOUNDARY / 越境する 国、世代、ジャンル、伝統と現代を隔てる壁を壊す
2.NETWORKING / 手をつなぐ 最大150人規模のコミュニティのゆるやかなつながり
3.TRANSBOUNDARY / 越境する 国、世代、ジャンル、伝統と現代を隔てる壁を壊す
share 分かち合う networking 個人的な繋がりを丁寧に結び合わせ 広げていく transboundary 境界(国、世代、ジャンル、伝統と現代)を越える 三つのポリシーを掲げて、ライフワークとして取り組んできました。
国内各地と中国、韓国、台湾、インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、カンボジアなど、近隣アジアの諸都市で活躍するの表現者たちが、出会い、語り・学び合い、つくり、国内外に向けて発信していくための、生き生きとした<波止場>づくりを目指しています。設立以来3年間、仲間や友人たちの協力を得ながら、滞在(宿泊所)、創作(スタジオ)、公演(小劇場)が一貫して出来る施設をいかした国内外の表現者たちによるレジデンス)企画をはじめ、従来の小劇場の枠にとらわれない自由で個性的なアーツセンターへの試みを重ねてきました。
建築:横浜市中区若葉町 / ゲストハウス・劇場・ダンススタジオ / RC造 / 4階 / 敷地面積137.15㎡ 建築面積123.08㎡ 延床面積 440㎡
工事期間 平成29年4月1日~平成29年7月1日 1期目
令和2年2月1日~令和2年4月1日 2期目
設計者 鈴木哲郎 荻原雅史 香月真大
劇場